キャラクター紹介・これまでのあらすじ
アンセル・フォーゲルヴァイデ
 エステルランド王ヘルマン一世の息子として生まれる。しかし同年、馬車の事故で母マティルデを失い、父の手ひとつで育てられる。さびしがり屋だがやさしい性格で本当の紳士を目指している。5歳のときから猟犬のダニーを飼っていた。
 幸せな毎日を送っていたが、カールがフォーゲルヴァイデ家に来てから生活が一変する。なんでも完璧にこなすカールに比較されヘルマンによく叱られるようになり、また、ボクシングでアンセルに勝利したカールの策略で友人を奪われ孤独になる。その後、アンセルはエレインと再会し恋に落ちるがカールはエレインに無理やりキスをして二人の仲を裂く。これに激昂したアンセルはカールにケンカを挑み勝利するもののエレインとの仲は元には戻らず、さらにカールの復讐によって愛犬ダニーを失う。しかし、アンセルの追い詰められたときの爆発力を恐れたカールはそれからアンセルと表面上は仲良く振舞うことになるが、アンセルはそれまでの仕打ちからカールに友情を感じることはなかった。
 その後アンセルはカールと同様天慧院に入学、石仮面に興味を持ったことから考古学を勉強する。成長したアンセルはラグビー部を優勝に導き、考古学で見事な論文を発表する。しかしフォーゲルヴァイデ邸で石仮面を研究中に偶然ダリオの手紙を発見、カールのヘルマン一世毒殺計画を見破り、証拠と解毒剤を得るためにフェルゲンの喰屍鬼街に向かう。アンセルは喰屍鬼街でレフィフェルト・レインメーカーを仲間にし、ゲオルグ・シュローダーを捕らえるが、カールは逮捕される直前に石仮面をかぶりヘルマンの血で殺戮者になる。アンセルはフォーゲルヴァイデ邸で殺戮者になったカールと戦い、勝利するもののジョースター邸は全焼、アンセルはすべてを失う。しかし入院先の病院でエレインと再会、さらにフォーゲルヴァイデ邸跡でグスタフ男爵と出会い、波紋の修行を受ける決意をする。一週間の修行の後、カールがフェルゲンに潜伏しているという情報を得たアンセルはグスタフ、レフィフェルトとフェルゲンに向かう。

カール・フォーゲルヴァイデ
 エステルランドの貧民街で生まれる。非常に頭がよく、ブース・ボクシングの技巧やチェス、礼儀作法も心得ているが、怒りやすいところが欠点。その育ちからか金にこだわっていた。また、人面犬やドゥービーを創るような実験好きで悪趣味なところがある。母親に苦労をかけて死なせた父を恨んでおり、12歳の時暗殺を決意。薬と称して東洋の毒薬を服用させ毒殺した。父親は自分の死後、昔、命を助けたことのあるヘルマン一世に世話になるように指示、カールは財産を乗っ取るためにフォーゲルヴァイデ家の養子になる。
 カールはフォーゲルヴァイデ家の財産を乗っ取る為、まずは一人息子のアンセルを追い詰める。ボクシングでアンセルに勝ち一躍ヒーローになったカールは、デマを流してアンセルから友人達を取り上げ孤立させる。そしてアンセルがエレインと仲良くしているのを見ると、エレインに無理矢理キスをしてアンセルとエレインとの仲を裂く。しかしこれに激怒したアンセルに敗れると、ダニーを殺害して恨みを晴らしたものの、アンセルの追い詰められた時の爆発力を警戒し以後は表面上は仲良くする事になる。
 アンセルと共に天慧院に入学、ラグビー部に所属したカールは、法律でNO.1の成績で卒業を間近に迎えた、風邪をひいたヘルマン一世に薬と偽って毒を飲ませ、父親同様毒殺を計る。しかしアンセルに計画を見破られて、やけになっていたカールは石仮面の力を知り、警察に捕まる直前に石仮面をかぶり、ヘルマン一世の血で殺戮者になる。フォーゲルヴァイデ邸でアンセルと戦い、敗れて大火傷を負ったカールはまずは部下になる屍生人を増やす事に専念、そしてフェルゲンに潜伏する。

“見えずのエレイン”エレオノール・マリア・カルル・ウェーバー(26歳・女)
 医師のウェーバー家に一人娘として生まれる。二人組に人形を奪われいじめられていたところをアンセル・フォーゲルヴァイデに助けられる。その後、カールにボクシングで負け、独りぼっちになっているアンセルと恋に落ちるが、アンセルの心に砂漠を作ろうとするカールに無理矢理キスをさせられる。ドロ水で口を洗って抵抗を示すが、アンセルとは気まずくなり、元に戻れないまま、父の仕事の都合でインドに引っ越す事になる。
 エステルランドに帰国し父の病院を手伝っていたところ、カールと戦い負傷したアンセルが病院に運ばれてくる。3日間の献身的な看護の結果アンセルは目を覚まし、二人は再会をする。

“真夜中の満月”グスタフ・フォーゲルヴァイデ(年齢不明・男)
 学者の家に生まれる。自分も未知の探求に興味を持ち、父の大学の遺跡発掘隊に加わり世界各国を旅して回った。そして、至聖墓を発掘中に石仮面を発掘したが、帰国途中、洋上で父が石仮面をかぶり殺戮者になる。船員は全滅したが自分だけは襲われる直前に太陽が昇ったために助かり、数日後に漁船に救助される。2年間、家族を捨てて石仮面を探して世界中を旅して回っていたところ、インドの港町で「波紋」を使う医者に出会い、その師であるヴォルフガングに会いに行く。修行をすると死の宿命があるとヴォルフガングは警告するがグスタフはそれを受け入れる覚悟で、3年間の荒行を受けたのち「周天の法門」の修行をして波紋使いになる。
 石仮面を追っていたグスタフはカールが持っていることをつきとめ、フォーゲルヴァイデ邸でカールと戦ったアンセルの前に現れる。そしてアンセルに万人に一人の波紋の適正を見出し、波紋の修行をつける。1週間の修行ののち、襲ってきたゲオルグ・シュローダーからカールの居場所をつきとめ、アンセル、レフィフェルトと共にカールを倒しにゆく。

デュードルク=クロム=ホルハイム(31歳・男)
 ヴォルフガングの弟子の一人。グスタフからの手紙によって、カールを倒しに行くアンセルを助けにフェリックスと共に現れた。

“雨を呼ぶ者”レフィフェルト・レインメーカー(24歳・男)
 フェルゲン、喰屍鬼街をしきっている男で、光の槍を武器にして戦う。若い時は世界各国を回っていろいろなものを見てきた。暗黒街でいろいろな悪党を見てきたおかげで悪い人間といい人間が「匂い」で区別できるらしい。
 喰屍鬼街に解毒剤を探しにやってきたアンセルを刺青達2人と共に襲うがアンセルに敗れる。その魅力にひかれ、ゲオルグ・シュローダーの店まで案内する役目をかって出るだけでなく、その後もアンセルに同行するようになる。波紋法は使えないものの、その人脈と経験、男気でアンセル達を助ける。

ヴァイスヒル(白鳥人・年齢不明・女)
 アーグリフにヴィルギニアと共に仕えていた白鳥人。30キロもの甲冑を身につけたまま5キロの湖を泳ぎきり敵を奇襲した事があるほどの勇者で、「77の輝輪」の試練を突破する。魔汁の印と死神の手を利用する「魂魄の槍」が必殺技で、スマートな体格だったがこの技を使う事で「77の輝輪」も突破できた。親兄弟を戦争で失い天涯孤独の身のため、アーグリフに命をかけた忠誠を誓っており、ペルモーによってアーグリフに容疑がかけられクーデターが起きた時も、孤軍奮闘していた。幽閉されたアーグリフの命を助ける為に自首をするが、処刑する寸前に処刑人にアーグリフがすでに処刑されていたことを知らされ、ペルモーを恨みながら死んでいく。処刑のとき、その長髪が何故か処刑人の足に絡み付き、肉まで食い込んで死んでいったという。
 その戦闘能力と恨みの力に目をつけたカールによって屍生人として復活させられる。「死髪舞剣」はパワーアップし、自由自在に変化して操れ、血を吸い取ることも出来るようになっていた。屍生人となっても白鳥人としての誇りは失っておらず、アンセルに「山吹き色の波紋疾走」を食らって死ぬ時にもアンセルに自分の剣を渡す。

最終回「フェルゲン陥落、そして…」
 立ちふさがるカールの部下達をなぎ払い、アンセル、レフィフェルト、デュードルク、グスタフはカールの前に立つ。カールとアンセルの激しい攻防の末、アンセルはカールに波紋疾走を決め勝利する。
 月日は経ち、アンセルとエレインは結婚式を挙げ、翌日アイセル島へ新婚旅行に向かう。しかし船には首だけになったカールとゲオルグ・シュローダーが乗り込んでいた。なんと城から落下する間にカールは自らの首をはね、頭に波紋が到達するのを防いでいたのだ。
 ゲオルグに誘き出されたアンセルは潜んでいたカールの「空裂目刺驚」を食らい瀕死に。最期を悟ったアンセルはゲオルグの体を波紋で操り船のエンジンを強引に停止させることにより爆破する。エレインにまだ生き残っていた赤ん坊を連れて脱出させ、自分はカールを抱えたまま死亡する。
 しかしアンセルの魂は確実に次の世代に受け継がれていたのであった。
───第一部・完

………まぁ、全部ウソなんだがなっ!(全部読んでくれた人には申し訳ない)
 キャンペーンの最終回なので、割と目的はひとつで。シナリオ因縁も全員「仇敵:カール」とかでもいいくらい。
 ミドルフェイズでは着々と状況が進展する中、キャンペーン前半のPC1的立ち位置だったレフィフェルトがいい立ち回りを披露し、キャンペーン後半のPC1的立ち位置だったエレインはアンセルと良いロールプレイを展開させる。PC3的立ち位置だったデュードルクはミドルフェイズではあまり目立った活躍は無かったけれども、クライマックスでは攻防共にめざましい活躍を見せる。が、最後のジャストDP0で殺戮者に。キャンペーンに於いて最初で最後の殺戮者落ちしたキャラになってしまった。PC5的立ち回りだったグスタフは最後の最後に登場初回から張ってあった伏線を見事回収。ちょっと格好良かった。PC5的立ち位置だったヴァイスヒルデ(プレイヤーは僕)はまぁ適当に。自分で(そのキャラで)やりたいと思っていたことをすべてやったので満足でした。コンボも上手く決まったし。
 いいキャンペーンですた(*´∀`)=3

●キャンペーン雑感
 このキャンペーンで僕は毎回キャラを変えていたのですが、振り返ってみると人間キャラクターがひとりもいなかった。クレアータかフルキフェルかいい気になったロクデモナイ生命体しかいねぇ。意識したわけじゃないんだけどオモロ。
 僕はプレイヤー経験点制のシステムでキャンペーンをやると固定キャラでやるのは苦手らしい。一回一回のセッションでそのキャラの“やりたいこと”を決めてそのセッションで解消してしまうからかもしれない。あとコンボにすぐ飽きたり、新しいデータを使いたがるからかも。
 以前pakiraさんRLのN◎VAキャンペーンの時はクロマクをいれて《腹心》を戦闘系スペックにして毎回データを作り直してやってたし。
 N◎VAとかブレカナは「成長させる楽しみ」があんまり見えてこない。さっきも言ったけど成長の目標地点=やりたことに最初から到達できるからだろう。S=Fとかナイトウィザードキャンペーンシステムだ(と思ってる)からいわずもがな。ただ1キャラクターの使用耐久度は5回〜10数回程度かなぁ。D&Dはよう知らないけど、サプリメントの導入次第では(キャラか自分が)死ぬまで遊べそうな気はする。
 ブレカナSSSキャンペーンでやってみたやり方で、キャラを「そのキャンペーンで得た経験点だけで成長させる」やり方だとそれなりに「成長させる楽しみ」はあったかな。ムトゥブレカナキャンペーン第二部に参加できるようだったら今度はこのやり方かもう少し違ったキャラ作り&成長方法のキャラで参加しよう。