ガンドッグセッション『First of gang to Die』

 初ガンドッグセッション。ひゃほーい。
 本当はHellbabyさんが参加する予定だったのですが、身内の不幸のため欠席。また今度遊びましょう。>Hellbabyさん
 
 今回は、からすくんたちが遊んでる独自レギュレーションでプレイ。舞台はタイ王国で、PCたちはロシアンマフィアと懇意にしているフリーランスというレギュレーション。その他細かいのは省略。
 
GM:からすさん
 
御陵 十字(27歳・男・北米出身)
クラス:コマンダー/オペレーター
経歴:犯罪者、探偵
 北米生まれの日本人。犯罪を犯し、タイ王国へ逃げ込んで探偵をやっている。探偵だが懇意にしているマフィアのボス“バープチカ”からの依頼は荒事ばかりだという。
PL:黒野さん
 
ディ(18歳・男・イタリア出身)
クラス:アサルト/スカウト
経歴:ヒットマン
 元イタリア系犯罪組織“組織(ファミリー)”のヒットマン。御陵に助けられ、現在は彼の助手となっている。
PL:妖さん
 
マウロ・ビラール(40歳・男・中南米出身)
クラス:スナイパー/スカウト
経歴:船乗り、ヒットマン、探偵
 船乗りをしながら世界各地を転々としていたメキシコ人の殺し屋。御陵の探偵としての師匠でもある。探偵家業もある期を境に廃業。スラム街の住人となった。
PL:MS-4
 

 路上で寝ていたマウロの元に、ヒットマンとしての弟子であるヘクター*1がやってくる。バープチカ、ヘクター、マウロは、5年前の大抗争をくぐり抜けた同志であったが、ヘクターはその抗争時に行方不明となっていた。
 しかし再開をよろこぶ間もなく、ヘクターは再びこの街を抗争に陥れると宣言すると去っていってしまう。
 
 その日の夜。マウロの元に探偵としての弟子である御陵がやってくる。“バープチカ”から依頼されたというロシアンマフィアの構成員が殺されている事件の調査の流れらしい。何でもその殺人事件の犯人はマウロの元弟子ヘクターがシシリアンマフィアの“組織”の指示の元に行っており、目的はこの街の支配。そのためにまずは邪魔なバープチカの組織を消そうとしているようだ。
 弟子の始末は師匠がする。そう言ってマウロは再びヒットマンに戻ることを決意する。
 またヘクターの部下に、ディが元々所属していた“組織”の特殊暗殺部隊の殺し屋“エル”がついており、ディもこの件に少なからず因縁があった。
 
 御陵の調査でヘクターのアジトを発見し、“バープチカ”が兵隊を送るが、数人の兵隊がいるだけでヘクター、エルの姿はなし。御陵は素早くアジトの情報はブラフだと見抜き、窓から外を見ると暴走車が一台、PC3人と“バープチカ”(他兵隊たち)がいるホテルに突っ込んでくる。車内には人影はなく、代わりに大量の爆薬が積まれていた。
 マウロがすばやくライフルを構え、車のタイヤを打ち抜くと、大量の爆薬を積んだ車は大きくカーブして隣の建物に激突。爆発。炎上。建物崩壊。
 
 その爆発を合図に、ヘクターの兵隊が武器を構えてホテルに近づいてくる。姿は見えないがおそらくエルも一緒だろう。そしてホテルから800m先の建物の窓から、ヘクターがスナイパーライフルを構えているのを発見する。
 ディ、御陵は1Fへ行き、兵隊達を迎え撃つ。マウロは3Fの“バープチカ”のいる部屋から、ヘクターを狙いライフルを構える。
 
 マウロはヘクターより一瞬速くに照準を合わせ引き金を引く。頭を打ち抜くが、ヘクターの執念が勝り*2、ヘクターも引き金を引く。その弾丸はヘクターの狙い通りにマウロの腕を打ち抜いた。だが、その直後にヘクターは倒れる*3
 一方1Fはスカウト同士の静かに激しい戦いが繰り広げられていた。息を潜め姿を隠しているディは同じく姿を隠しているエルの姿を見つけられずにいた。しかしエルの方からも攻撃をしてこない様子を見ると、エルの方もディの姿を見つけられずにいるようだ。御陵もエルを見つけられず、迂闊に動けずにいた。
 その隙をつき、兵士達はホテル内に突入。“バープチカ”をめざし駆け上がってくる。
 永遠に続くかと思われたディとエルの戦いは、ディがエルの姿を見つけ動き出す。ディのハンドガンが火を吹き、エルがディに向けて手榴弾を投擲*4。しかし互いに致命傷は与えられず。エルを挟む形で背後にいた御陵の攻撃により、エルは死ぬ。
 そしてディと御陵が3Fへ兵士達を追って駆け上がると、室内にいる“バーブチカ”たちが入り口を挟んで銃撃戦を繰り広げていた*5。兵隊の撃ったグレネードが爆炎をあげ*6、その爆炎を背にディと御陵の二丁拳銃(トゥーハンド)が火を吹く。
 兵隊達は全滅した。
 
 ホテルの外には、窓から落ちたマウロの姿があった*7
マウロ「⋯⋯ここいらが年貢の納め時、ってやつか。バープチカ、お前を裏切ったヘクターを許してやって、くれ(絶命)」
バープチカ「あの抗争を共にくぐり抜けた同志を、一度にふたりも失ってしまうとは⋯⋯。正直やりきれんよ」
 そして、再び大抗争が勃発することは未然に防ぐことが出来た。

 死んだーw
 でもこうして振り返ってみると、オレのキャラがスゲー格好良くて*8満足。本来N◎VAで味わえるハズの「死ぬ格好良さ」を、久しぶりに堪能できた気分だ*9
 
 ガンドッグのシステム設計は面白いね。判定方法とかTRSとか目新しい要素も多いし。
 これは個人的な好みだけど、防御側がリアクション(判定)できないシステムは好きじゃないなぁ。ノーガードで殴り合ってるだけみたいで。ガンドッグは相手の命中判定に修正が与えられるのが「遮蔽を取る」「ダメージを与えて、チャートの結果によって修正が付く」くらいしかないのがなぁ。でも防御側が〈運動〉のDRして達成値を比べ合う、というのもアレだし。何かこう、防御側の能力値が反映されないモノカ。
 
 さて、取りあえず次のキャラはどうすべかな。スナイパーと同じくやりたかったスカウト/デモリッションのソリッドスネーク風生命体か、新スナイパーでリベンジするか。はてはて。

*1:シナリオコネ。“バープチカ”の元恋人。

*2:ダメージ・ペナルティ表で即死に出来なかっただけ。クッソー。

*3:出血ダメージで死んだ。

*4:エルはアサルト/デモリッション。

*5:バーブチカ”たちが戦っているのはただの演出。

*6:外れた。

*7:兵隊達に蜂の巣にされた。窓から落ちたのは演出。

*8:GMや他のPLの演出のお陰でもあるけど。

*9:長文:ガンドッグとは関係ないが、最近の俺のN◎VAは生き意地が汚くなってしまったなぁ。久しぶりにキャラが死ぬとそれを実感する。