『ヤングガン・カルナバル』

ヤングガン・カルナバル (トクマ・ノベルズ)

ヤングガン・カルナバル (トクマ・ノベルズ)

 読了。行き帰りの電車の中で物凄い勢いで読んでしまった。
 面白かったー。満腹太郎。
 ちょ、ハガキはドコよ? 小説買うといつも付いてくるジャマなアレ! 「シリーズ化希望」って書いて送るから! って付いてNEEEEEEEEEEEEEEE!!
 (´・ω・`)


 取りあえずざっと感想。ネタバレあるんで買って読んでない人はよんじゃダメ。あとTRPG的な言い回しなので解らない人はゴメンナサイ。


・主要PC、NPCに順番にスポットを当てていく構成は解りやすくて良い。一通りスポットが当たって、全体の半分くらいまで進んでいたのを見て、「はて、物語の最終的な目標は何だろう?」という疑問が生まれたが、誰がPCで、NPCなのかを選り分けたらすぐに解った。こういう分かり易さって大事だと思う。順を追って物語が展開していくタイプも好きだけど、TRPGゲーマーの俺としては『ヤングガン・カルナバル』の構成は色々為になる。
・牙崎は敵NPCだけど、すごくいいキャラだ。クライマックスフェイズの最初のシーン*1マックスコーヒーを飲んでる描写が入った時にはまろやかな笑顔になった。牙崎よかったね、よかったね牙崎( ´∀`)
平等院はびっくりするほどド厨房だな! エンディングを読んでいて驚愕したよ。マジで。こんなところに伏兵が。しまった、孔明の罠だ!(鳴り響くドラの音)
平等院GMのお気に入りPCか、塵八・弓華PCには秘密のハンドアウトを持ったサブマスのPCか、って感じか。
TRPGでやるとしたら、やはりN◎VA、かなぁ? それかFEARのロールプレイ支援システム*2を搭載したガンドッグか。
・話は逸れるけど、現代物の作品において登場人物の名前が厨房度高いのは必要なことなのだと思った。以前は「なんでこんなありえない字面なんだろう?」とか思っていたけど、実際にあり得そうな名前にして、読者(または読者の知人)と全く同じ姓名(特に名前)だったりすると大小さまざまな問題が起こる可能性があるからなのだと最近理解した。理解した切っ掛けというのがエロマンガの男主人公の名前が俺と同じだったからなんだケドネ*3 '`,、('∀`) '`,、
・『瞬撃のヴァルキリー』『ヤングガン・カルナバル』と続いて俺的ヒットが続いたので、次回作も楽しみだ。ヤングガンガンで原作をやっているというヤツも早く単行本にならないかしら(夢見がちな瞳で)。

*1:塵八と弓華が侵入するシーン。

*2:ハンドアウトやコネクションルール等

*3:名字と名前の両方見かけたよ。同じ日に。