読んだもの

ダブルクロス・リプレイ・オリジン 未来の絆』 / 矢野俊策/F.E.A.R.

 くっそー。不覚にも狛江に泣いた。
 ちょっと1巻から読みなおしてくる(ダッシュ

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル』 / 矢野俊策/F.E.A.R.

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

 ストーリーは、変に奇を衒ったような話ではなくスタンダードな感じでとても良い。それでもきっちり伏線を張ってそれを活かした前後編の構成はさすが矢野大先生。


 PCの中ではクアドラが一番好みかなぁ。やはり社長のプレイヤーは上手い。偶然なのか意図的なものなのかは判らないけど、一番ゲーム不慣れな桜木舞さんとコンビ打ちでなおかつキャラクターを通じてゲームについてのアドヴァイスが出来るキャラ作りなのはうまい。あと神話とか何らかをモチーフにしたキャラ設定って好きなんだよね。それと、どうでも良さそう演出だったけど朝の支度中の茉莉と恵に話を聞いてもらえないとか細かい演出が良かった。
 ディーンはテクニカルな超人キャラなんだけど、立ち位置的にシーン展開の本流から一歩はずれたところに居るキャラなせいかあまり目立った感じはなく。それでもポイント毎にきっちりとキャラクターを見せているのが良かった。1セッション中死んでるとことか。あと茉莉への慕情設定も格好良く使っているのが感心した。
 宮沢パパは思っていたよりは普通だった。「おねがいマイメロディ」に出てくるようなお父さんをイメージしていたからか。


 個人的な希望を言えば、茉莉のシャードが錆びてる設定を演出に使ってほしかったかなぁ。2話でシャードを心でも継承した時とかに、一瞬でも綺麗に輝くとかして欲しかった。
 DTPの話だけど、本文の明朝体とくらべてゴシック体が太すぎる感じがして見た目的にちょっとうるさい感じがする。ファミ通文庫のリプレイはだいたいそんな感じなんでレーベルの癖とかなのかもしれないけど。まぁ、読んでいる内に慣れるレベルのものなので別にいいか。


 イラストの話。ぽぽるちゃ先生と佐々木あかね先生の(俺にとって)最強コンビ! すばらしい。佐々木先生の描く恵が天然とかのんびりやとかじゃなくてただのアホの子にしか見えない件。