第四回シナリオデュエル

 今回はついにこの大一番『Hellbaby vs 中村やにお』。

先手:中村やにお アクトタイトル『in The Box』

キャスト
グリムロック(39歳・男)
スタイル:ヒルコ、カブト◎●、ミストレス
 元北米軍のミトラス帰還兵のカブト。従軍中にヒルコになってしまい軍に身柄を拘束。その後生まれた娘もその関係で失ってしまうことになる。拘束されていた本人は脱走し名と姿を変えN◎VAに移り住むことになった。
プレイヤー:BLUEさん

“Holy Shit”(36歳・男)
スタイル:カタナ●、カゲ、カブトワリ◎
 元NOVA軍人の殺し屋。銃器のプロ。流れるような動きで、統計学的分析をもとに敵の死角に身を置き、瞬時に相手を倒す。名前は殺されるやつが必ず最後に自分の事をこう呼んだので。何事にも淡々とした対応を見せる(コピペ)。
プレイヤー:からすさん

ブラックウィドウ(27歳・女)
スタイル:カゲ、ニューロ=ニューロ◎●
 フリーランスのニューロ。プロフェッショナルの黒人女性。
プレイヤー:SIN_Snakeさん

“ラピッドハンド”スピードボール(30歳・男)
スタイル:カブト、フェイト◎●、カブトワリ
 元M○●N傭兵部隊のフェイト。
プレイヤー:MS-4

“オキシジェン”(33歳・男)
スタイル:ミストレス、カリスマ●、レッガー◎
 カーライルシンジケートの殺し屋。“クーゲル”と同じくカーライルシンジケートの始末屋であるが、“クーゲル”の手を逃れた奴の後始末も任されることもある。“酸素(オキシジェン)”を操る能力者。
プレイヤー:Hellbabyさん

 シナリオ自体は至ってシンプル。ひとつの“箱”を巡って数々の組織が動き出す中、キャスト達はいかに上手く立ち回りハッピーエンドに終わらせるか、という感じ。そんな中に様々な仕掛けが施され、「昔はこんな遊び方をしてたよね」という気分になる。フラグの立て方を間違えると死ぬ、とか。

 SIN_Snakeさんに急な仕事が入り、急遽夏瀬とバトンタッチ。

後手:Hellbaby アクトタイトル『フェイトカタナチャクラニューロカブトカゲムシャチャクライヌ』

キャスト
“ポラロイド”(28歳・男)
スタイル:マネキン、マヤカシ●、トーキー◎
 フリーランスのトーキー。他人の生命すらも写し“取ってしまう”悪魔のポラロイドカメラを持っている。
プレイヤー:中村やにおさん

“亡者の声”諏訪 十五(32歳・男)
スタイル:カリスマ、クグツ◎、カゲ●
 元千早重工査察部後方処理課第三班のCHIHAYAの営業マン。しかしそれは表向きの話で現在でも“亡者の声”というコードネームで後方処理課の仕事をこなす。
プレイヤー:BLUEさん

“世界の終わり”ケヴィン・シールズ(42歳・男)
スタイル:アヤカシ●、カブトワリ、イヌ◎
 “世界の終わり”を告げたという天使。しかしその世界の終わりは訪れることなく、天界に戻れなくなった。人の姿を取りブラックハウンド機動捜査課に所属している。
プレイヤー:からすさん

レッドウッド“デンジャー”(24歳・男)
スタイル:カブキ●、カブト、ニューロ◎
 フリーランスのニューロ。常に己の危険を顧みず大穴に賭け続けるようなそのスタイルからその二つ名で呼ばれる。
プレイヤー:夏瀬さん

“ラピッドハンド”スピードボール(30歳・男)
スタイル:カブト、フェイト◎●、カブトワリ
 元M○●N傭兵部隊のフェイト。
プレイヤー:MS-4

 シナリオに絡んだいわゆる“リドル”をキャストと共に“プレイヤーにも”出し、そのリドルを説くヒントをリサーチしていく、という割と複雑な構造のシナリオ。リサーチ終盤でそのリドルが解けたときには思わずなるほどと手を打ちたくなる感じ。
 セッション終了後はプレイヤー達だけでの話し合いが行なわれた。
 それぞれのシナリオについてそれぞれのプレイヤーが意見を出し合い喧々囂々の話し合いとなった。最終的には紙にそれぞれ勝者の名前を書き、夏瀬が集計をするという形式にした(夏瀬は二本目のみ参加なので投票権ナシ)。

 結果。中村さんが勝利となった。

 僕はものすごく悩んだ(他のふたりも同様だと思うが)。僕の中での両方のセッションの差はまったくなく、敢えて付けた差もほんの些細なポイントで他人から見れば「そんな所かよっ!」というような所だった。例えるならスープ料理対決でスープ皿を暖めたか暖めなかったかで勝敗を決したような感じ(解り難っ)。別の例えを出すと味吉陽一対中西俵太のステーキ対決みたいな感じ(もっと解り難っ)。
 いつもならプレイヤー4人で審査するために引き分けも有り得る所なのだが、今回はイレギュラーな要素で審査員が奇数人という引き分けは有り得ない状況になってしまった。
 悲しいけどこれってSデュエルなのよね〜(強引なオチ)